水源の里 水の源
2026.01.19 | #

詳報 第17回全国水源の里シンポジウム〈京都府京丹後市〉

集落を超えた広域的な地域コミュニティから始まる人口減少社会における活力の創造~多様な人材と資金の循環による地域コミュニティの自立を目指して~

詳報① 開会式典~フォトコンテスト表彰式

京丹後市-自然が織りなす絶景と健康長寿のまち-

今大会の舞台となった京丹後市は、京都府北部の日本海に面する位置にあり、ユネスコ世界ジオパーク認定を受けている『山陰海岸(ジオパーク)』の美しい海岸線を有するまち。鳴き砂(なきすな)で有名な『琴引浜』、夕陽の美しい『夕日ヶ浦』、波の浸食によりできた『屏風岩』など、絶景スポットが満載です。産業では、伝統的な絹織物である『丹後ちりめん』発祥の地で、絹織物の生産量は日本一を誇ります。
食の魅力は何と言っても新鮮な海の幸。ブランドガニの『間人(たいざ)がに』やカキをはじめ、古くから伝わる郷土食の『ばら寿司』、フルーツ(メロン、桃、ぶどう、梨など)も名産です。

オープニングは、『京丹後よさこい連』の皆さんによる『長寿よさこい“京丹後”』で幕が開けました。実は、京丹後市は100歳以上の長寿者数が全国平均の3倍を誇り、過去には最長寿ギネス記録保持者も在住していたそう。『京丹後よさこい連』は、京丹後市のPRと丹後ちりめんの普及活動をし、よさこい演舞することにより元気を届けるため結成されました。今年開催された大阪・関西万博で、世界に『健康長寿のまち』をPRするためによさこいを披露されました。
メンバーの平均年齢は77歳。元気あふれるまちづくりを目指し、丹後ちりめんのPRと健康長寿のための活動をされています。
「いざ、構え!」という口上が響くと、のんびりとした空気感が一変。アップテンポな音楽と一体感のある鳴子の拍子に合わせて、賑やかで迫力のあるステージが披露され、そのはつらつとした笑顔に会場からはあたたかな拍手が送られました。

いのち輝く未来社会のデザイン

開会にあたり、実行委員会委員長の中山 泰・京丹後市長は「今年、大阪・関西万博が盛況のうちに閉幕。ポスト万博の時代にあって大切なことは、レガシーである“いのち輝く未来社会のデザイン”という理念そのものを、生活の現場でしっかりと根付かせ広げていくような未来づくりをしていくことだと思います。“上流は下流を思い、下流は上流に感謝する”という精神のもと、私たち水源の里の上流地域と、中流・下流の地域の皆さんとが感謝の思いを互いに共有し、支え合い・助け合いの行動と希望を互いに重ねあい高めあっていきながら、一人一人の命を輝かせあう、そんな豊かな未来づくりに向けてさらに歩みを進めていきたいと思います」と挨拶。
続いて、全国水源の里連絡協議会会長の山崎 善也・綾部市長が「本シンポジウムでは、開催地域の実践者の方々の頑張りのお話を中心に、成功例はもちろん、失敗されたことや苦労されたことも含め、様々な情報を共有していただき、全国の皆さんからのご意見もいただきながら、各々の地域づくりに役立てられる学びの機会となることを心から期待しています」と開催地への感謝を述べました。

全国から756点の応募~フォトコン表彰式

開会式に続いては「第17回全国水源の里フォトコンテスト」の表彰式が行われ、今森 光彦・審査員長がグランプリを始めとする各賞の受賞作品を講評。「グランプリ受賞の『連翔(れんしょう)』はオオハクチョウが水面から飛び立つ様を流し撮った作品です。この場面は、今まで数多くのカメラマンが撮ってきたものではありますが、この作品は羽の動感と鳥たちのコンポジションの美しさが特に優れていて素晴らしい」とコメントされました。その後、各賞の受賞者には賞状が授与され、皆さん晴れやかな表情を浮かべていました。

また会場では、京丹後市の特産品や工芸品の販売が行われたほか、名産の梨が振る舞われ、その瑞々しい美味しさに感激。お土産に買い求める参加者も多く見られました。

2026.01.19 | #